＜福祉系の依頼が増えて＞

事務所開設から約20年。福祉施設のクライアントが増えてゆきます。
　その契機は、代表の父が生まれ育った徳島県三好市（旧池田町）の社会福祉法人・池田博愛会の箸蔵山荘（障害者支援施設）の増築工事（2000年）でした。懇意であった法人の関係者が、プロポーザル参加を勧めてくれました。
　恩返しの想いで、懸命につとめました。同法人とのお付き合いは、その後も続き、最近では2013年竣工の地域交流センター“はくあい”を担当させていただきました。
　
　一連の福祉施設設計業務で多くのことを学びました。こうした経験が、高知県内での仕事、佐川町の児童養護施設・白蓮寮の仕事に活きました。また、スタッフも揃ってきました。

最近事務所で喜びを分かち合ったのは、初めて病院施設のプロポーザルをゲット出来た時でした。東畑設計事務所（本社・大阪）とジョイントした高知県こども総合センターです。
　発達障害の受診者が増えています。同施設は発達障害や児童問題などに幅広く対応できる専門医を要請する「高知ギルバーグ発達精神医療センター」を併設することになっています。やり甲斐のある仕事です。所員一同、懸命につとめます。同施設は2014年度に実施設計、16年度竣工を目指しています。