建築ジャーナルの取材に、代表は次のように答えています。
『東京の経験豊富な建築家とくつる家』(2014年2月発行)
「将棋」と「建築」
子供の頃からすきなものは「将棋」です。大学時代は将棋部で頑張りました。そこから教えられたことは、自分が指したら次は相手の番だということです。当たり前のことですが、相手の手をじっと待つことが大切なのです。建築家としての仕事は依頼主の話を聞くことから始まります。その内容を理解して、建築基準法と予算のなかで最も依頼主が求めているものに近づける作業というのが建築家の仕事だと思います。
将棋に関係する自己紹介です。
入学した大学のバレーボール部は「インカレ日本一」のクラブでした。入部するには、強過ぎました。
対抗戦のレギュラーになるため始めた“陰の練習”が、新宿の道場通いでした。その結果が積み上って、アマチュア四段に。道場には、子供たちが通ってきます。その中に、後の先崎学八段、元女流棋士の林葉直子らがいたんです。
彼らが後に、クライアントの一人になってくれるとは・・・。
さらに、将棋のつながりが海外?に及びました。
建築士仲間の大会で優勝したこともあり、将棋連盟から「サークル」づくりを頼まれました。将棋の裾野を広げる取り組みです。サークル名は「赤坂将棋ステーション」。ここにメキシコ大使館の職員が入会し、思わぬクライアントが誕生します。大使館の改修工事に携わることになったのです。